面白い? 1も2も遊んだ私の、正直な結論から
「オクトパストラベラー2って面白いの? 具体的にどこが良かったのか知りたい。前作をやってなくても大丈夫かな」
検索でここに来た方は、たぶんこのあたりが一番知りたいところだと思います。前作も2も、どちらもエンディングまで遊んだうえで正直に言うと、2は面白いです。8人ぶんの物語、綺麗な映像と音楽、歯ごたえのある戦闘と、面白さはあちこちにあります。そのうえで、私が一番夢中になったのが、狩人の物語と魔物を捕まえる遊びでした。
そもそも、どんなゲーム? 8人から1人を選ぶRPG
※ 出典:スクウェア・エニックス(YouTube公式チャンネル)。
オクトパストラベラーは、8人のキャラクターの中から、まず自分が好きな1人を選んで、その人を中心に物語を進めていくRPGです。それぞれのキャラの旅の始まりを知っていくなかで、次々と仲間が増えていきます。誰から始めるかで、最初の物語がまるごと変わります。
| キャラ(職業) | どんな物語 |
|---|---|
| ヒカリ(剣士) | 戦乱の絶えない大陸で、争いのない世を願う剣士の物語 |
| オズバルド(学者) | 無実の罪で全てを失った学者が、因縁の相手を追う復讐劇 |
| キャスティ(薬師) | 記憶をなくした薬師が、人々を癒やしながら自分の記憶を探す話 |
| パルテティオ(商人) | 貧しさに苦しむ人を救おうと、大きな商いに挑む商人の旅 |
| アグネア(踊子) | 大陸一のスターダンサーを夢見る、明るい踊子の物語 |
| テメノス(神官) | 教会で起きた不可解な死の真相を追う、神官のミステリー |
| オーシュット(狩人) | 島に迫る災厄を追い払うため、伝説の魔物を探す狩人の旅 |
| ソローネ(盗賊) | 黒蛇盗賊団に縛られた身から、自由を求める盗賊の物語 |
並べるだけで雰囲気が全然違うのが伝わると思います。この「どの物語から旅立つか、自分で選べる」ワクワクが、オクトラの入り口です。私の一番のお気に入りは、このあと語る狩人のオーシュットですが、正直どの旅人の物語も、それぞれに引き込まれました。まるで、ジャンルの違う小説を何冊も読んでいるようで——たとえばテメノスの物語は、推理小説を読んでいる気分でした。しかも、どの物語にも、外れが一つもない。ここが本当にすごいところです。
そしてもうひとつ、オクトラならではの面白さが「フィールドコマンド」です。町の人やフィールドに対して使える、キャラ固有の特技のこと。これが一人ずつ違っていて、旅の遊び方に幅が出ます。しかも、ただ便利なだけじゃない。物語を進める鍵になったり、そのキャラの生き方そのものを映していたりして、物語にぐっと重みを持たせてくれます。
| キャラ | フィールドコマンド | 何ができる |
|---|---|---|
| ヒカリ | 試合 | 町の人に戦いを挑み、勝つと報酬やアビリティを得る |
| オズバルド | 探る | 町の人から、隠れた情報を引き出す |
| キャスティ | 聞き出す | 町の人から、情報を聞き出す |
| パルテティオ | 買取る | 町の人が持つアイテムを、お金で買う |
| アグネア | おねだり | 町の人から、アイテムをもらう |
| テメノス | 暴く | 町の人の隠し事や、情報を暴く |
| オーシュット | 捕獲(てなずける) | フィールドの魔物を捕まえ、戦闘で仲間として使う |
| ソローネ | 盗む | 町の人が持つアイテムを、盗む |
たとえば同じ町でも、ソローネなら「盗む」、キャスティなら「聞き出す」と、キャラによってできることが変わります。ちなみに私は、この「盗む」をかなり多用しました。低確率ですが、町の人からとても良いアイテムが手に入れられることがあって——強い武器を持っている相手を狙っては、こっそり拝借いたしました。こういう遊び方の違いも、誰から旅を始めるかを選ぶ楽しさのひとつです。
前作をやっていなくても、2から始めて大丈夫でした
「2から始めていい? 1とストーリーはつながってる?」——両方を遊んだ実感でも、あらためて調べてみても、1と2に物語のつながりはありません。舞台からして別の大陸で、時代も主人公もまったくの別物。制作した人たちも「前作を遊んでいない人が楽しめるように作った」と話しているくらいです。だから、前作をやっていなくても、2から安心して始められます。むしろ、システムは2のほうがぐっと遊びやすくなっているので、初めての人こそ2から入るのはアリだと思います。
私が「オーシュット(狩人)」を選んだワケ
※ 出典:スクウェア・エニックス(YouTube公式チャンネル)。私の推し・狩人オーシュットと、薬師キャスティを紹介する公式トレーラーです。
8人もいる中で、私が2で選んだのは狩人のオーシュットでした。獣人が暮らすトト・ハハ島の出身で、400年に一度おとずれる災厄「緋月の夜」に備えて、3体の伝説の魔物を島に連れ帰るために旅立つ女の子です。
なぜ彼女かというと、実は前作の1でも、私は同じ狩人のハンイットを選んでいて、その物語がすごく好きだったんです。だから2でも、迷うことなく狩人に手が伸びました。8人いるのに、1も2も真っ先に狩人を選ぶ。自分でも笑ってしまいます。
そしてもちろん、狩人ならではの「捕獲システム」も大好きで。フィールドにいる魔物を捕まえて、戦いで自分の仲間として呼び出せる。この「野生の魔物を仲間にして連れ歩く」感覚が、どうしようもなく好きなんです。
そしてもうひとつ。オーシュットの物語は、遊んでいてほんわかと優しい気持ちになりました。私が彼女を好きになったのは、捕獲システムだけじゃなく、この物語のあたたかさにも惹かれたからでした。
管理人相棒のアカラが、まさかの「しゃべった」
オーシュットは旅の最初に、相棒にする魔物を「マヒナ(マラマフクロウ)」か「アカラ(ラージャッカル)」のどちらか一体だけ選びます(しかも後から変更できません)。私はここで、どっちにするか序盤にけっこう迷って、つい調べてしまいました。同じように迷う人、きっといると思います。
私が選んだのは、ジャッカルの姿をしたアカラのほう。そして、ここで私は「えぇ!?」となりました。「アカラ、しゃべるんかいっ!!」と。
前作1の狩人ハンイットにも、リンデという頼もしい相棒がいたんですが、リンデは言葉を話しませんでした。だから2でも「相棒=無口な獣」だと勝手に思い込んでいたら、アカラがしっかりイケボでしゃべる。1をやっていたからこそ「そこ変わったの!?」と気づけた、続編ならではのうれしい瞬間でした。
戦闘のテンポと、見た目に油断させられる映像美
戦闘のテンポが気になる方へ。オクトラ2は戦闘スピードを2倍速に設定できるので、サクサク進めたい場面でもストレスは少ないです。ただ私の場合、テンポよりも、戦闘そのものの「かっこよさ」に見入ってしまいました。
基本は、敵の弱点を突いてブレイクで崩し、ブーストで攻撃をためて一気に畳む、という戦い方。これは1からある気持ちのいい仕組みです。そこに2では「底力」という新しい要素が加わりました。ゲージがたまると発動できる、キャラごとの切り札のようなもので、発動したキャラが燃え上がるように光る演出が本当にかっこいい。ピンチをひっくり返す一発が決まると、これがなんとも気持ちがいい戦闘に感じられます。
そして映像。「ドット絵って、今さら古くさく感じない?」という不安、よく分かります。正直に言うと、私はもともと、本当に古い見た目のゲームは苦手です。昔ながらのRPGを遊ぼうとして、途中で断念したこともあります。でもオクトラ2は違いました。最新のドット絵表現「HD-2D」だから、映像がとにかく綺麗なんです。特に、遠くの海や建物まで奥行きを感じる立体感が美しくて、古くささをまったく感じさせない。だからこそ、古い見た目が苦手な私でも、最後まで気持ちよく遊べたんです。
管理人キャラ同士は空気じゃない? 掛け合いと、耳に残る音楽
「8人もいて、キャラ同士が空気になってない?」——これも気になるところだと思います。2には「パーティーチャット」という、仲間同士のちょっとした会話イベントがあります。パーティーに入れているキャラたちが、物語の合間に雑談してくれる。この掛け合いが、一人ひとりのキャラをぐっと身近にしてくれます。しかも2では、見逃しても「旅の記録」からあとで見返せるようになっていて、そこも親切でした。
実はこれ、私が前作の1をやって、唯一「もっとこうだったらな」と思っていた部分でした。1もすごく好きなんですが、キャラ同士の会話が、もっとあればな、とは感じていたんです。その小さな願いが2ではしっかり叶っていました。
音楽の話も、しないわけにいきません。緩急のあるBGMが、本当に良いんです。夜のしずかな街に流れる穏やかな曲と、戦闘に入る瞬間のあの導入の音楽。どちらも、鳥肌が立ちました。綺麗な映像に良い音楽が重なると、ただ歩いているだけの場面でも、旅をしている実感がじんわり湧いてきます。
こんな人におすすめ ― 1も2も好きな私から
最後に、どんな人に向いているか。私の実感では、文章を読むのが好きな人、物語が好きな人、そしてドット絵が好きな人には、きっと刺さります。私自身、昔よくRPGツクールで作られたフリーゲームを遊んでいて、こういう「じっくり読ませてくれるRPG」がもともと大好きなんです。同じような人なら、きっと夢中になれます。
逆に、とにかくサクサク進めたい人や、文章を読むのが面倒に感じる人には、少し合わないかもしれません。オクトラ2は、腰を据えて物語を味わうタイプのゲームだからです。
管理人『オクトパストラベラーII』は、Nintendo Switch や PlayStation、Steam など複数の機種で遊べます。発売時の希望小売価格は税込7,800円でしたが、セールなどで実売価格が下がっていることもあります。最新の正確な価格は各販売サイトで確認してみてください。
オクトラ2は、最高に面白い作品です。物語を好きな人にとっては、刺さるストーリーであることは間違いなし。美麗な映像とBGM、一人ひとりの重厚な物語は必見です。気になった方は、公式サイトものぞいてみてくださいね。

